仙腸関節障害  受傷機転

仙腸関節障害①   運動器 評価Ⅱより95ページあたりから

 


特徴

1.受傷機転

うっかり縁石踏み外す。

つまずき、尻餅。

物を持ち上げる。

腰を捻る。

 


2.疼痛部位

深部 に鈍いなんとも言えない痛み。

片側性 。

大腿後面、腸骨か、殿部。   ※膝より下には及ぶことが少ない。

 


3.時間帯

寝返り。

起き上がり。

患側下肢の踏み込み。

持続性。

体位とは無関係のこともある。         

※恥骨結合由来の場合、局所性で内転筋や腹直筋の収縮する動作で生じる。

 


4.労働中の姿勢

長時間の座位

体幹回旋が多い

片脚立位

 


5.普段の活動

娯楽はどんなものか、どんなことか

 


6.特定の動作、姿勢で増強することがないか。

階段昇降

歩行 

起立

 


7.年齢

40〜50歳の男性

50歳以降の女性

 


8.筋力低下

下肢の神経学的な脱落が生じることがある。

 


9.排尿時

排尿障害がある場合がある。

 


10.妊娠

妊娠に伴うホルモンの変化で仙腸関節周囲の靭帯が緩む。

ホルモンの影響で緩んだ靭帯が元に戻るのは4ヶ月かかる。

 


11.既往歴

RA

ライター病

強直性脊椎炎

これらが仙腸関節に症状を伴う場合がある。

 


12.歩容

歩幅の短縮

垂直性跛行

トレンデレンブルグ歩行    ※中臀筋の反射的な抑制が生じる。