立位 バランス

意外と出来ない立位アライメントの修正。

 

わずかに膝をさする程度にイジイジ、足首をイジイジしてアライメントを良くする。

 

患者さんは何それ、何も変わってないけどという表情。

 

なんてことはたまにみる光景。

 

ケースバイケースですが、ピッタリくれば明らかに変わる方法が一つあります。

 

片麻痺患者さん、下肢のステージ4〜5

明らかな高次脳機能障害や認知機能障害なし。

 

片麻痺特有のウェルニッケマン肢位で麻痺側下肢荷重時にロッキングする跛行あり。

著明な膝折れなし。可動域は麻痺側膝伸展時の足関節背屈0度。

 

立位と歩行時の体幹前傾位に着目。

 

前傾位がなぜ生じているか?

 

結果から言うと、体幹のモーターコントロールの問題に対するアプローチで劇的にロッキング軽減しました。

 

何をしたか?

立位にて体幹伸展位から直立位まで体幹を自力で起こす練習をしました。

踵に荷重が加わり、踵で床を押して体幹を元に戻す意識をさせる。

 

 

人は大きな外乱で後方にふらつくと、足関節や股関節戦略では堪えきれずに体幹を不安定な側にあえて傾かせます。

 

その特徴を利用し、後ろにふらついてもこの程度なら自力で立て直せるぞ!って経験させるのです。

 

これで改善につながる人はいると思います。

 

ぜひお試しあれ!!